大腸がんになりやすい人とは?
危険因子と予防のポイントを赤羽の専門医が解説
監修:赤羽胃腸肛門クリニック 院長 葛岡 健太郎
あなたのリスクをチェックしてみましょう
ご自身のリスクを把握することは早期発見の第一歩です。以下の項目に当てはまる方は、定期的な検査を検討することをおすすめします。
-
50歳以上である
-
血縁者に大腸がんになった人がいる(家族歴がある)
-
肉類(赤身肉・加工肉)を好んでよく食べる
-
お酒をよく飲む、または喫煙の習慣がある
-
肥満気味である、または高カロリーな食事が多い
-
最近、血便や便通の変化(便が細い、残便感など)がある
大腸がんの現状:どのくらい多い病気?
大腸がんは、日本人の健康にとって非常に大きな脅威となっています。データによると、人口10万人あたり男性で約64人、女性で約36人が罹患しており、特に男性に多い傾向があります。
高齢化の影響で患者の実数は年々増加していますが、年齢の影響を除くと近年はほぼ横ばいです。地域による差も見られますが、これは検診の普及率やデータ集計の仕組みなどが関係していると考えられています。「自分は大丈夫」と過信せず、予防と早期発見を意識することが大切です。
大腸がんの「危険因子(リスクを高める要因)」
発症のリスクを高める要因には、自分では変えられないものと、生活習慣に関わるものがあります。
年齢(50歳以上)と家族歴
特にはっきりと関係が認められているのが「年齢」と「家族歴」です。50歳を過ぎると罹患率が上昇し、血縁者に大腸がんの既往がある場合は、さらにリスクが高まることが確かな要因として知られています。
食生活と生活習慣
日々の嗜好も大きく関与します。高カロリーな食事、肥満、赤身肉(牛・豚・羊など)や加工肉(ハム・ソーセージなど)の摂りすぎ、大量の飲酒、そして喫煙がリスクを高めると多くの研究で報告されています。
大腸がんの「抑制因子(リスクを下げる要因)」
逆に、大腸がんのリスクを下げる可能性がある習慣も存在します。
適度な運動
習慣的な運動には、大腸がんの発生を抑える効果があるとされています。これは抑制因子の中で、比較的しっかりと裏付けがある要因です。
バランスのよい食事
食物繊維、野菜、果物の摂取にも抑制効果が報告されています。これらだけで完全に防げるとまでは証明されていませんが、健康全体の維持には欠かせません。
アスピリンの服用
アスピリンが大腸ポリープ(腺腫)を抑えるという研究結果もありますが、長期服用には副作用のリスクを伴うため、自己判断での服用は避け、必ず医師に相談してください。
赤羽胃腸肛門クリニックでは、大腸がん対策において「早期発見」が何よりも重要であると考えています。大腸がんは早期には自覚症状がほとんどありませんが、早く見つかれば治る可能性が高いがんです。特に50歳以上の方や家族歴がある方、気になる症状がある方は、たとえ便潜血検査が陰性であっても、大腸全体を直接観察できる「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」を受けることを強く推奨しています。
当院でできること
赤羽・十条・浮間舟渡エリアにある赤羽胃腸肛門クリニックでは、大腸がんの早期発見・早期治療のために、以下の体制を整えています。
-
内視鏡専門医による精密検査
経験豊富な専門医が、大腸全体をくまなく観察し、微細な病変も見逃さない丁寧な検査を行います。 -
苦痛に配慮した大腸カメラ
鎮静剤を適切に使用し、眠っている間にリラックスして検査を受けていただけます。 -
AI併用の最新システム
AIによる診断補助を導入しており、小さなポリープの発見率向上に努めています。 -
ポリープの日帰り切除
検査中に見つかったポリープは、その場で切除することが可能で、将来のがん化を未然に防ぎます。
- 大腸がんは日本人に多く、特に男性や50歳以上でリスクが高まります
- 「家族歴」や「不規則な生活習慣」が重要なリスク要因となります
- 適度な運動やバランスの取れた食事が、リスクを下げる一助となります
- 最も大切なのは、症状がなくても定期的に検査を受けて早期発見することです
日本消化器病学会(編):大腸ポリープ診療ガイドライン2020 改訂第2版.南江堂,2020.
お気軽にご相談ください
気になる症状がある方や、長らく検査を受けていない方は、手遅れになる前にお気軽にご相談ください。大腸がんの不安や検査についてのご相談は、赤羽・十条・浮間舟渡エリアにある赤羽胃腸肛門クリニックまで。
