胃潰瘍・十二指腸潰瘍|北区、板橋区、川口市で肛門科・消化器内科・内視鏡検査は赤羽胃腸肛門クリニック

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍・十二指腸潰瘍について

胃潰瘍・十二指腸潰瘍について

胃や十二指腸の粘膜に傷ができ、深いびらんや潰瘍を形成する病気です。ストレス社会と言われる現代では増加傾向にあり、働き盛りの方に多く見られます。放置すると重症化する可能性がありますが、適切な治療により多くの場合で改善が期待できます。

お腹の痛みなどの症状がある場合には、そのままにせずに北区赤羽にある赤羽胃腸肛門クリニックへお早めにご相談ください。

こんな症状でお困りではありませんか?

  • みぞおちに痛みがある
  • 空腹時に強い胃の痛みがある
  • 夜中に胃の痛みで目が覚める
  • 食事の後に胃が重たく感じる
  • 吐き気や胸焼けが続いている
  • 便が黒くなることがある
  • 食欲不振で体重が減少している
  • 貧血の症状が出ている など

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因

以下のような要因が単独または複合的に作用して発症します。

ピロリ菌感染

胃の粘膜に感染して炎症を引き起こし、潰瘍の原因となります。除菌治療により再発を防ぐことができます。日本人の多くが感染している細菌で、特に50歳以上の方に多く見られます。
また、胃がんの発症リスクも高めるため、早期発見・早期治療が重要です。

ストレス

精神的・身体的なストレスにより胃酸の分泌が増加し、粘膜が傷つきやすくなります。特に仕事や人間関係のストレス、睡眠不足などが大きな要因となります。自律神経のバランスが乱れることで、胃の防御機能も低下します。

薬剤性

解熱鎮痛剤の長期服用により、胃の粘膜が傷つくことがあります。特にアスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用では注意が必要です。リウマチや関節痛で定期的に服用している方は、胃薬との併用が推奨されます。

生活習慣

不規則な食事、過度な飲酒、喫煙などが原因となることがあります。特に空腹時の飲酒や、連続的な喫煙は胃の粘膜を直接刺激します。また、過度な食べ過ぎや早食いも胃への負担となり、症状を悪化させる要因となります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の検査・診断

内視鏡検査(胃カメラ検査)

潰瘍の有無や状態を直接観察します。静脈麻酔(鎮静剤)の使用などにより、できるだけ苦痛の少ない検査を心がけています。また、生検やピロリ菌の検査も同時に行うことができます。

ピロリ菌検査

血液検査や便検査、内視鏡検査などで、ピロリ菌感染の有無を確認します。複数の検査方法を組み合わせることで、より正確な診断が可能です。また、除菌治療後の効果判定にも使用します。

血液検査

貧血の有無や炎症反応などを確認します。また、肝機能や腎機能なども確認し、治療方針の決定に役立てます。潰瘍による出血の有無や程度も評価でき、治療効果の判定にも重要な情報となります。必要に応じて定期的に検査を行い、経過を観察します。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療

薬物療法

胃酸の分泌を抑える薬や、粘膜を保護する薬を使用します。症状に合わせて最適な薬剤を選択いたします。通常4~8週間の服用で症状の改善が期待できますが、重症度に応じて治療期間を調整します。また、症状の改善後も一定期間の服用が必要な場合があります。

ピロリ菌除菌治療

ピロリ菌が陽性の場合は、抗生物質による除菌治療を行います。除菌により再発を防ぐことができます。治療は1週間程度で、2種類の抗生物質と胃酸を抑える薬を組み合わせて使用します。除菌後は効果判定の検査を行い、必要に応じて再治療を検討します。

生活習慣の改善

規則正しい食事、禁煙、節酒など、具体的な改善方法をアドバイスいたします。また、ストレス管理の方法についてもご提案いたします。特に食事については、時間帯や量、内容など、患者様のライフスタイルに合わせた具体的なアドバイスを行います。