事前診察
検査前に診察を行い、検査の適応などを確認します。

胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は、口または鼻から細い管状のカメラを挿入して、食道、胃、十二指腸の内部を直接観察する検査です。この検査により、様々な消化器疾患の早期発見や診断が可能となります。
北区赤羽にある赤羽胃腸肛門クリニックでは、AI内視鏡を導入しています。このシステムは、医師の診断をサポートし、早期胃がんの見逃しを防ぐ役割を果たします。AIは疲れを知らず、常に高い精度で異常を検出するため、より確実な検査が可能となります。
患者様の苦痛を軽減するため、経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ検査)を行っています。また、経鼻・経口どちらの検査でも、必要に応じて静脈麻酔(鎮静剤)を使用して、苦痛の少ない検査を心がけています。
当クリニックでは、内視鏡専門医が検査を担当しています。豊富な経験と高度な技術を持つ医師が、的確な診断と適切な治療方針の提案を行います。
院長はこれまでに1万件以上の内視鏡検査を実施してきました。この豊富な経験を活かして、安全で正確な検査を提供しています。
当クリニックでは、平日午前中、土日にも内視鏡検査を実施しています。平日日中は仕事や家事で忙しい方にも、無理なく検査を受けていただけるように配慮しております。
胃酸が食道に逆流することで引き起こされる炎症です。胸焼けや胸の痛み、つかえ感などの症状が特徴的です。
横隔膜の食道裂孔が開き、胃の一部が胸腔内に脱出する状態です。逆流性食道炎の原因となることがあります。
胃の粘膜に炎症が起こる状態を胃炎といいます。ピロリ菌感染は慢性胃炎の主な原因の1つです。胃カメラ検査では胃粘膜の発赤や浮腫、びらんなどを確認し、同時にピロリ菌の検査も行うことができます。
胃や十二指腸の粘膜に深い傷(潰瘍)ができる疾患です。胃カメラ検査では潰瘍の大きさや深さ、位置を正確に把握できます。また、悪性腫瘍との鑑別も可能です。
上部消化管に発生する悪性腫瘍です。胃カメラ検査では早期段階での発見が可能で、腫瘍の大きさや範囲、深達度の推定ができます。必要に応じて生検も行えます。
肝硬変などで門脈圧が上昇すると、食道の静脈が拡張して瘤状になることがあります。胃カメラ検査では静脈瘤の有無、程度、出血リスクなどを評価できます。
器質的な異常がないにもかかわらず、上腹部の不快感や痛みが持続する機能性疾患です。胃カメラ検査は器質的疾患を除外するために重要な検査となります。
STEP1
検査前に診察を行い、検査の適応などを確認します。
STEP2
胃カメラ検査は予約制となります。事前診察の後、検査をご予約いただきます。
STEP3
待合室でお待ちいただく間に、検査への不安や質問がある場合はスタッフにお声がけください。
STEP4
血圧や脈拍のチェックを行い、検査当日の体調を確認します。
STEP5
経鼻内視鏡の場合、鼻腔に局所麻酔を施します。経口内視鏡の場合、何もありません。
STEP6
胃カメラ検査は予約制となります。事前診察の後、検査をご予約いただきます。
STEP7
内視鏡を挿入し、検査を行います。検査時間は通常5~7分程度です。
STEP8
検査後、リカバリールームでお休みいただきます。
STEP9
医師が検査結果について詳しくご説明します。必要に応じて、今後の治療方針や生活上の注意点などについてもアドバイスいたします。
胃内視鏡検査、いわゆる胃カメラ検査に対して、不安や緊張を感じることは珍しくありません。しかし、この検査は、早期の胃がん発見、胃炎や胃潰瘍などの診断、ピロリ菌検査、食道がんや十二指腸潰瘍の発見など、ご自身の健康を守る上で非常に重要な役割を果たします。ここでは、初めて胃カメラ検査を受ける方のために、検査の流れや注意点を分かりやすく説明します。
胃がんは、日本人の罹患数が多いがんの一つであり、特に男性に多い傾向があります。しかし、早期に発見し適切な治療を行うことで、ほとんどの場合、完治が期待できます。胃カメラ検査は、食道、胃、十二指腸の内部を直接観察できる有効な手段であり、小さな病変や炎症、潰瘍などを発見できます。特に、ピロリ菌は胃がんのリスクを高める要因の一つであり、早期の発見と除菌が重要です。また、逆流性食道炎やバレット食道といった食道疾患の早期発見にもつながります。
検査前日は、食事制限が必要です。
夕食は消化の良いものを摂り、午後9時以降は絶食してください。水分は水やお茶であれば摂取可能です。アルコールや乳製品は避けてください。
具体的な食事制限の内容や常用薬については、当院から個別にご案内しますので、ご安心ください。
マニキュアやネイルはせずにご来院ください。歩きやすく、脱ぎ履きしやすい靴でお越しください。検査の15分前に受付にお越しください。
受付で問診票の記入や検査の最終確認を行います。
検査の前に鎮静剤の注射をします。
鎮静剤が効いてきたら、内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸の内部を観察します。検査中はゆっくりと呼吸をしてください。内視鏡が通過する際、つばを飲み込まず口から出すことで、楽に検査を受けられます。必要に応じて組織検査やピロリ菌検査を行います。
検査時間は通常5~10分程度です。
休憩スペースでしばらくお休みいただきます。
検査画像を見ながら、医師が結果を説明します。組織検査を行った場合は、後日結果をご説明します。
検査は痛いですか?
鎮静剤を使用することで、ほとんど痛みを感じずに検査を受けられます。ご不安な方は、遠慮なく医師にご相談ください。
検査時間はどれくらいですか?
通常5~10分程度です。組織検査などを行う場合は、もう少し時間がかかることがあります。
鎮静剤を使うと、検査後、車を運転できますか?
鎮静剤を使用した場合、当日の自転車、バイクを含め、車の運転はできません。ご家族の方に送迎をお願いするか、公共交通機関をご利用ください。
鼻からと口からの検査ではどちらが良いですか?
鼻からの検査は、嘔吐反射が少ないため、鎮静剤を使用しなくても比較的楽に受けられるというメリットがあります。一方、口からの検査は、鎮静剤を使用することで楽にかつ、より詳細な観察が可能というメリットがあり、当院では基本的に後者で検査を行っています。最終的には患者様の状態や希望に合わせて、適切な方法を選択します。
ピロリ菌検査は必要ですか?
ピロリ菌は胃がんのリスクを高める要因の一つです。胃カメラ検査時にピロリ菌検査を行うことで、早期発見・除菌が可能です。
鎮静剤を使うと、検査後、吐き気やめまいがしますか?
鎮静剤の種類や患者さんの体質によっては、吐き気やめまいを感じることがあります。その場合は、医師や看護師に伝えてください。
当院では、患者さんの不安を少しでも軽減できるよう、以下のことに取り組んでいます。
初めての胃カメラ検査は、誰でも不安を感じるものです。ご不明な点や心配なことがあれば、どんな小さなことでも、遠慮なく医師やスタッフにご相談ください。私たちは、常に患者さんの立場に立ち、安心して検査を受けていただけるよう、全力でサポートさせていただきます。