クローン病|北区、板橋区、川口市で肛門科・消化器内科・内視鏡検査は赤羽胃腸肛門クリニック

クローン病

クローン病

クローン病について

クローン病について

クローン病は、口から肛門までの消化管のどの部分にも炎症が起こる可能性のある慢性の病気です。厚生労働省により指定難病に認定されていますが、適切な治療により症状をコントロールすることができます。

北区赤羽にある赤羽胃腸肛門クリニックではこれまでに多数のクローン病の患者様を診てきた実績があり、地域のクリニックとして専門的な診療を提供しております。

こんな症状でお困りではありませんか?

  • お腹の痛みと下痢が続いている
  • 肛門のまわりに膿が溜まる
  • 体重が減少してきた
  • 発熱が続いている
  • 便に血が混じることがある
  • 疲れやすく、体がだるい など

クローン病の特徴的な症状

クローン病は、口から肛門まで消化管のあらゆる部分に炎症が起こる可能性がある病気です。特に小腸と大腸に多く、炎症は腸管の壁全体に及びます。

病変は飛び飛びに現れ、健康な部分と病変部分が混在することが特徴です。また、約5割の患者様に肛門周囲の病変が見られ、これが最初の症状となることもあります。炎症が進行すると、腸管の狭窄や瘻孔形成などの合併症を引き起こす可能性があります。

クローン病の原因

クローン病の正確な原因は解明されていませんが、複数の要因が組み合わさって発症すると考えられています。

免疫反応の異常

通常の免疫システムは、体内に入った細菌やウイルスから体を守る働きをしています。しかし、クローン病では消化管の免疫システムが過剰に反応し、健康な組織までも攻撃してしまいます。これにより、消化管のどの部分にも深い炎症が起こる可能性があります。

遺伝的要因

特定の遺伝子の変異が、クローン病の発症に関係していることがわかっています。欧米では家族内での発症が比較的多く報告されていますが、日本では家族歴のある方は少ないとされています。

生活環境の影響

食生活の欧米化や衛生環境の変化が、発症に関係している可能性があります。特に若い世代に発症が増えていることから、現代の生活様式との関連が指摘されています。また、喫煙は症状を悪化させる要因として知られています。

クローン病の検査・診断

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ検査)

口から食道、胃、小腸の検査と、大腸の検査を行います。特徴的な潰瘍の形や分布を確認することで、他の炎症性腸疾患との区別が可能です。当クリニックでは患者様の苦痛を軽減した検査を心がけています。

画像検査

レントゲンやCTなどの検査で、腸管の狭窄や瘻孔(腸と腸が繋がってしまう状態)の有無を確認します。また、炎症の範囲や程度も評価します。

※当クリニックで行っていない検査については、連携する専門機関をご紹介いたします

専門的な診察

当クリニックの特徴として、肛門病変の専門的な診察が可能です。クローン病では約5割の方に肛門病変が見られ、時には最初の症状となることもあります。早期発見のためには専門医による適切な診察が重要です。

クローン病と過敏性腸症候群について

クローン病は特に若い方に多い病気ですが、初期症状が過敏性腸症候群と似ているため、誤って診断されることがあります。適切な治療のためには、内視鏡検査や肛門の専門的な診察による正確な診断が重要です。早期発見が治療効果を大きく左右します。

クローン病の治療

薬物療法

炎症を抑える薬から始めて、必要に応じて免疫調節薬や生物学的製剤などを使用します。約半数の患者様は内服薬でコントロール可能ですが、症状に応じて注射や点滴による治療も行っています。

栄養療法

食事の工夫や栄養補助により、腸の負担を減らし治療効果を高めます。患者様のライフスタイルに合わせた、実践的な栄養指導を行っています。

定期的な経過観察

症状が安定している時期も、定期的な通院が重要です。当クリニックでは土曜も診療を行っており、学業や仕事を続けながら無理なく通院できる環境を整えています。

クローン病でお困りの方へ

特に若い方で肛門周囲の膿瘍や血便などの症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。また、「過敏性腸症候群」と診断されている方も、一度詳しい検査を受けることをおすすめします。

当クリニックでは肛門の専門医による診察と内視鏡検査を組み合わせた専門的な診断が可能です。早期発見・早期治療により、より良い治療効果が期待できます。お気軽にご相談ください。