大腸ポリープ|北区、板橋区、川口市で肛門科・消化器内科・内視鏡検査は赤羽胃腸肛門クリニック

大腸ポリープ

大腸ポリープ

大腸ポリープについて

大腸ポリープについて

大腸ポリープは、大腸の内側の粘膜に突起状にできる腫瘍です。大きさや形は様々で、多くの場合は良性ですが、そのまま放置すると大腸がんに進行する可能性があります。早期発見・早期治療により、大腸がんの予防に繋がります。

大腸ポリープの症状

大腸ポリープの多くは自覚症状がありません。しかし、大きくなると以下のような症状が現れることがあります。

  • 便に血が混じる
  • 粘液便が出る
  • お腹の違和感がある
  • 便が細くなる
  • 便通の習慣が変わる
  • 貧血の症状が出る など

大腸ポリープは大腸がんの前駆病変と考えられており、早期発見・早期治療が重要です。特に直径1cm以上のポリープは、がん化のリスクが高まると言われています。

大腸ポリープの原因

大腸ポリープの発生には、様々な要因が関係しています。生活習慣の改善で予防できるものから、遺伝的な要因まで、主な原因は以下の通りです。

生活習慣

食事内容や生活習慣が大腸ポリープの発生に大きく関係しています。特に肉類の摂取が多く、野菜不足の食生活を続けることで発症リスクが高まります。また、日常的な運動不足や喫煙習慣、過度な飲酒も原因となることがわかっています。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけることが、予防に繋がります。

遺伝的要因

大腸ポリープや大腸がんの家族歴がある方は、発症リスクが高まることが知られています。特に、若いうちから多発性のポリープが見つかる場合は、遺伝性の大腸ポリープ症の可能性もあり、定期的な検査が重要です。ご家族に大腸がんの方がいる場合は、積極的に大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。

その他の要因

年齢と共に大腸ポリープの発生リスクは高まります。特に50歳を過ぎると発症率が上昇すると言われています。また、潰瘍性大腸炎やクローン病などの慢性的な腸の炎症がある方や、肥満の方も発症リスクが高くなります。

大腸ポリープの検査・診断

大腸ポリープは、内視鏡検査などの精密検査により発見されます。当クリニックでは、主に以下の検査を行い、より確実な診断を心がけています。

内視鏡検査(大腸カメラ検査)

大腸の内部を直接観察する最も確実な検査方法です。ポリープの大きさや形状、性状を詳しく観察できます。当クリニックでは大腸ポリープや大腸がんの見逃しを少なくするAI内視鏡を導入して、より精度の高い検査を実現しています。

便潜血検査

便の中の血液を検出する検査です。陽性の場合は、大腸内視鏡検査による精密検査が必要です。便潜血検査は早期大腸がんや大腸ポリープを見逃す可能性が高い検査です。1つの研究ですが、進行がんでは、65%が見つかりますが、早期段階では27%にとどまると報告されています。一方で大腸内視鏡検査は早期発見に優れ、95%の精度で癌やポリープが検出可能とされています。そのため、当クリニックでは検査自体の負担が大きくなる要因(高齢、検査間隔が短い等)がない限り、便潜血検査より大腸内視鏡検査を推奨しています。

大腸ポリープの切除

大腸ポリープは、多くの場合で内視鏡を使用した日帰り治療が可能です。北区赤羽にある赤羽胃腸肛門クリニックでは、ポリープの大きさや形状に応じて、以下の方法で切除を行っています。

ポリペクトミー

輪っか状のスネアでポリープを挟み、電気で焼き切る方法です。比較的大きなポリープの切除に適しています。

コールドポリペクトミー

小さなポリープに対して行う方法です。電気を使用せず機械的に切除するため、合併症のリスクが低く、より安全な治療が可能です。

大腸ポリープ切除後の注意点

大腸ポリープ切除後の合併症を避けるために1週間は以下の事項を守ってください。

  • アルコール、刺激物の摂取はしないでください
  • 食事は消化の良いものから始めてください
  • 長時間の入浴やサウナは避け、シャワー浴にしてください
  • 運動は控えてください
  • 遠方への移動、出張、旅行は控えてください
  • 便にわずかな血液が付着する程度は通常ある事ですが、便器が真っ赤になる場合は当クリニックに連絡してください。出血量が多いときには再度内視鏡検査を行い、出血部位を特定し、止血治療が必要となる事があります。

切除したポリープは病理検査(顕微鏡による組織検査)に提出し、詳しい検査を行います。結果は後日の診察時にご説明いたします。

切除後の出血を抑えるために

ポリープ切除後の経過は、患者様ご自身による注意事項の遵守が非常に重要です。特に食事の制限や運動の制限は、出血などの合併症を予防するために必要不可欠です。医師からお伝えする注意事項を必ずお守りいただくことで、より安全で確実な回復が期待できます。不安な点がございましたら、遠慮なくご相談ください。