食道がん・胃がん・十二指腸がんについて
食道がん・胃がん・十二指腸がんは、消化管に発生する悪性腫瘍です。早期発見・早期治療により治療の結果が大きく変わるため、定期的な検査が重要です。当クリニックでは、内視鏡を用いた精密検査により、早期発見に努めています。気になる症状がございましたら、北区赤羽にある赤羽胃腸肛門クリニックへご相談ください。
こんな症状があればすぐにご相談ください
- 食べ物がつかえる感じがする
- むせやすくなった
- 胸焼けが続いている
- みぞおちの痛みが気になる
- 食欲不振で体重が減少している
- 食後の不快感が続く
- 吐き気や嘔吐がある
- 便が黒くなることがある など
食道がん・胃がん・十二指腸がんの原因
消化管のがんは、以下のような様々な要因が関係して発症します。特に生活習慣や環境因子が大きく影響するため、予防と定期検査が重要です。
生活習慣
喫煙や過度な飲酒、不規則な食生活は発がんリスクを高めます。特に熱い食べ物や刺激物の過剰摂取は粘膜を傷つけ、がんの発生リスクを高めます。
ピロリ菌感染
胃がんの主な原因の1つとされています。除菌治療により、がん発生のリスクを低減することができます。
遺伝的要因
家族歴のある方は、発症リスクが高まる可能性があります。定期的な検査が重要です。
それぞれのがんの特徴
食道がん
食道の粘膜から発生するがんです。喫煙や飲酒が大きな危険因子となります。初期は自覚症状に乏しいですが、進行すると食べ物がつかえる、胸の痛みなどの症状が現れます。
胃がん
胃の粘膜から発生するがんです。ピロリ菌感染が最大の危険因子とされています。早期は無症状のことが多く、進行すると胃の痛み、食欲不振、体重減少などの症状が出現します。
十二指腸がん
十二指腸の粘膜から発生する比較的まれながんです。初期症状は少なく、進行すると腹痛や黄疸、貧血などの症状が現れることがあります。
食道がん・胃がん・十二指腸がんの検査・診断
当クリニックでは以下の検査を行い、がんの早期発見・早期治療に努めています。
内視鏡検査（胃カメラ検査）
内視鏡を使用して、粘膜の詳細な観察を行います。当クリニックでは、早期胃がんの見逃しを少なくするAIを活用した内視鏡システムを導入しており、微細な病変の発見や診断精度の向上に努めています。
生検
内視鏡検査時に、必要に応じて組織を採取し、顕微鏡での詳しい検査を行います。生検により、がんの確定診断だけでなく、がんの種類や悪性度も判断することができます。早期がんの診断には特に重要な検査となります。
血液検査
腫瘍マーカーや貧血の有無、全身状態を確認します。また、肝機能や腎機能なども確認して、治療方針の決定に役立てます。必要に応じて定期的に検査を行い、治療効果の判定や経過観察にも活用します。
食道がん・胃がん・十二指腸がんの治療
早期発見の場合は、内視鏡治療が可能な場合があります。進行度に応じて、以下のような治療を提携する専門機関と連携して行います。
内視鏡治療
早期がんの場合、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）などの治療が可能です。提携する専門機関と連携して治療にあたります。
外科的治療
進行がんの場合は、手術による治療が必要となります。提携する専門機関での治療をご紹介いたします。
化学療法・放射線療法
進行度や状態に応じて、抗がん剤治療や放射線治療が行われます。